【脂性肌】毛穴トラブルの原因とは?

顔のべたつきやテカリだけでなく、
様々な毛穴トラブルを引き起こす要因でもある「脂性肌」。
今回は、脂性肌になる原因やどのような毛穴トラブルを招くのかをお話します。

脂性肌になる原因と毛穴トラブルについて

脂性肌のトラブルの原因

脂性肌とは、水分量と皮脂量がどちらも多い状態で、肌を保護するバリア機能が低下することにより、
無防備な肌を守ろうと皮脂が過剰分泌されることによって、引き起こされます。
うるおいや弾力はありますが、べたつきやすく肌トラブルを招いてしまう肌質でもありますよ。
肌質は、生まれつきの体質やホルモンの作用による影響が大きいですが、
その他にも様々な原因があるので、詳しく見ていきましょう。

■ホルモンバランスの乱れ

男性ホルモンのテストステロンや、女性ホルモンの1種であるプロゲステロンが増加すると、
皮脂の分泌が促されて、脂性肌になってしまいます。

■間違ったスキンケア

1日に何度も洗顔したり、ゴシゴシ擦ったり、紫外線対策を行っていなかったりなど、
間違ったスキンケアで肌に刺激を与えると、皮脂の分泌量が増えてしまうので、脂性肌の原因に…。

■偏った食生活

食事のバランスを考えず好きなものだけ食べたり、揚げ物やお肉類、
お菓子を食べる頻度が高いと、皮脂を増やしテカリやべたつきの原因に繋がります。

■睡眠不足など過度なストレス

十分な睡眠がとれていないと疲労が取れず、ストレスが溜まりやすくなり、
自律神経が乱れるため、男性ホルモンの分泌量が増えてしまいます。
これによって、皮脂の分泌も活発になり、オイリー肌の原因に…。

■保湿不足

脂肌性は、肌の水分が不足している可能性があります。
肌の水分量が少ないとバリア機能が低下し、外部の刺激に弱くなってしまうので、
ニキビや湿疹など肌荒れの原因にも…。
 

すり鉢毛穴の特徴

脂性肌は様々な毛穴トラブルを招きやすく、すり鉢毛穴もその中の一つ。
すり鉢毛穴とは、毛穴がすり鉢状に凹んだ状態の毛穴で、「Tゾーン」に多く見られます。
原因としては、皮脂の分泌量が増加し毛穴に詰まって、解消しようと毛穴付近で、
起こる炎症だと考えられており、そのまま放置しておくと、大きなへこみとなり、
クレーターのように見える恐れも…。

その他、毛穴トラブルには、すり鉢毛穴とよく似た特徴の
「詰まり毛穴」や「開き毛穴」、「たるみ毛穴」があります。
それぞれ違いがあるので、ご紹介いたしますね。

■詰まり毛穴

皮脂やメイク汚れが毛穴に詰まり、毛穴が完全に塞がってしまう状態のこと。
毛穴に汚れが溜まっていて、触るとザラザラしております。
角栓が毛穴を押し広げるため、毛穴が大きく見える上、酸化すると毛穴が黒ずんでしまう原因にも…。

■開き毛穴

毛穴がぽっかりと開いていて、炎症が起きていない場合は開き毛穴の可能性があります。
原因は皮脂の過剰な分泌で、脂性肌の人や男性に多いとされ、
毛穴の皮脂を取り除いても、開いた状態のままであることも少なくありません。

■乾燥毛穴

乾燥毛穴とは、真皮が乾燥し肌のキメが乱れることで、毛穴周辺がへこんだように見える状態。
洗顔した後に肌がつっぱる感覚があったり、冬になると毛穴が目立つといった場合は、
乾燥毛穴の可能性があります。

■たるみ毛穴

皮膚のコラーゲン減少や顔の筋肉機能が低下すると、本来であれば円形の毛穴が
楕円形に見える状態の毛穴のこと。
たるみ毛穴は主に頬の内側にできますが、すり鉢毛穴と同じような部位に
できることもあるため、見分け方が難しいです。
目尻を斜め上に引っ張ってみて、皮膚の毛穴が目立たなくなればたるみ毛穴ですよ。
 

まとめ

脂性肌になる原因を作ってしまうと、すり鉢毛穴や詰まり毛穴など、
毛穴トラブルも招いてしまうので、正しいスキンケア方法で肌を清潔にすることが大切です。
また、不規則な食生活や睡眠不足、ストレスもホルモンバランスを崩し、
毛穴の開きを悪化させる要因となるので、生活習慣を整え体の中からケアしましょう。
 
 

※この画像はイメージです。