肌の生まれ変わりのサイクル「ターンオーバー」。
今回はこのターンオーバーの仕組みや乱れについてご紹介します。
お肌のターンオーバーとはどんなもの?
ターンオーバーの仕組みと乱れの見分け方
肌の生まれ変わりの周期を指すターンオーバーは、まずは表皮の下層部にある基底層でお肌の細胞が作られ、約14日間かけて形を変えながら徐々に表面へと押し上げられていきます。角質層まで上がってきた細胞がやがて垢などとなって剥がれ落ちるまでにまた約14日間かかります。これを繰り返すことによって肌荒れや傷、ニキビ跡などが薄くなっていきます。40代になると40日以上かかるといわれていて、シミが目立ちやすくなったり、肌の乾燥、くすみ、角質肥厚などの肌トラブルに繋がってきます。
そこでターンオーバーの乱れの見分け方についてご紹介します。
■傷の治り遅さ
一般的にニキビ・吹き出物は7~10日程度で治るとされていますが、それ以上かかってしまうことがある。
■肌の乾燥やごわつき
乾燥による肌のヒリつきを感じるようになったり、肌の細胞がうまく剥がれ落ちないと表面に停滞してしまうことで角質層が厚くなりごわごわしてしまっている。
■毛穴トラブル
角質細胞が正しく剥がれ落ちずに積み上がって毛穴に詰まり、ニキビや毛穴の開きなどのトラブルに発展してしまっている。
■シミが目立つようになった
肌の奥のメラノサイトで生成されたメラニンの排出がうまくいかず、多く蓄積されてしまうとシミになってしまっている。
ターンオーバーの乱れについて
健康的なターンオーバーの維持や、ターンオーバーの乱れを正常化させるための主なポイントは3つあります。
■生活習慣の見直し
肌の新陳代謝は寝ている間に行われているため、十分な睡眠時間を確保するということは特に注意しておきたいもの。食生活でも暴飲暴食は避け栄養バランスのとれた食事を摂り、ストレスが溜まらないようリフレッシュしながら日々の生活を送るようにしましょう。
■正しい洗顔&スキンケア
洗いすぎ、こすりすぎ、熱いお湯を使う、といった点に注意し、洗浄力が強すぎる洗顔料はさけ、たっぷり立てた泡で優しく肌をこすらないように洗います。また角質ケアのしすぎはターンオーバーを必要以上に早めてしまうため、週1~2回程度以内にしておきましょう。お肌のバリア機能を補うためにもしっかりと保湿し乾燥しないよう乳液、クリームで蓋をするのを忘れないようにしてください。
■紫外線対策
紫外線は肌老化要因となるため、夏だけでなく1年中日焼け止めを塗るなどの紫外線対策をしっかりするようしましょう。
まとめ
ターンオーバーのサイクルは、早すぎても遅すぎても肌トラブルの要因となります。ターンオーバーの乱れを見極めるのは難しいことがありますが、
サイクルを正常に維持させることが美肌づくりへつながりますので、日々の生活習慣の改善を意識しながら過ごしていきましょう。
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