「ニキビ」といっても、年代によってできてしまう原因や特徴が異なるため、
それぞれに適したケアを行う必要がありますので、年代別にニキビの原因と特徴、そしてケアについてみていきましょう。
年代別ニキビの違いとケア方法について
それぞれのニキビの原因と特徴
まず、ニキビは大きく「思春期ニキビ」「大人ニキビ」「更年期ニキビ」と3つの年代別に分ける事ができます。
思春期ニキビは主に10代、大人ニキビは20代~30代頃、更年期ニキビは40~50代前後にできるニキビのことを指します。
■思春期ニキビの原因と特徴
子どもから大人へと体が変化していく中で、成長ホルモン、女性ホルモン、男性ホルモンととても不安定な状態で、
このホルモンバランスの乱れが過剰な皮脂分泌を招くことでニキビができてしまいます。
額や鼻周りのTゾーンやこめかみ、頬にできやすいのが特徴です。
■大人ニキビの原因と特徴
睡眠や食生活などといった生活習慣の乱れや、ストレス、疲れ、肌の乾燥によるバリア機能の低下など、
ライフスタイルに関する原因が多く複合的に絡み合っています。
またメイク汚れが毛穴に残り、お肌のターンオーバーを邪魔していることも…。
頬やあご、首などのフェイスラインにできやすいのが特徴です。
■更年期ニキビの原因と特徴
40代後半あたりから女性ホルモン「エストロゲン」が減少し男性ホルモンが優位になるなど、
ホルモンバランスが乱れニキビをはじめとする肌荒れが起こる原因に。
またターンオーバーのペースもゆっくりとなってくるため、お肌に古い角質が残りやすい状態です。
また女性ホルモンの低下による自律神経への影響で気分の浮き沈みもあり、ストレスが影響していることもあるようです。
顎や口の周り、フェイスラインにできやすく、また乾燥やかゆみなどの肌荒れが伴うことも。
それぞれのニキビのケア方法
では次に、それぞれの年代別ニキビへのケア方法をご紹介しますので、
適切なニキビケアができるよう参考にしてみてくださいね。
■思春期ニキビのケア方法
余分な皮脂や汚れを取り除き、皮膚を清潔に保つことが最優先のケア。
ニキビケア用の洗顔料や皮脂分泌を抑える化粧水などを使用したり、毛穴の詰まりを取り除く角質ケアをするなどがおすすめです。
■大人ニキビのケア方法
栄養バランスのとれた食事、質の良い睡眠、適度な運動、ストレス発散など、ライフスタイルの見直しをまずはしてみましょう。
そして正しい洗顔とスキンケアで乾燥からお肌を守り、定期的に角質ケアを入れターンオーバーが乱れないよう心がけてみてくださいね。
■更年期ニキビのケア方法
女性ホルモンの減少によりお肌の水分量が低下し、バリア機能が衰えてしまっているため念入りな保湿が重要です。
化粧水だけではなく、乳液やクリームで蓋をするところまで丁寧にするようにしましょう。
ニキビができると油分を敬遠したくなりますが、乾燥したり余計に皮脂が出てニキビの原因になるので、水分と油分がバランスよく配合されている製品やストレスケアもとても大切となってきますので、趣味やスポーツを楽しんだり気分転換やストレス発散もしっかりしてくださいね。
まとめ
ニキビは大きく「思春期ニキビ」「大人ニキビ」「更年期ニキビ」と3つの年代別に分ける事ができ、
それぞれ原因・特徴、ケア方法が異なります。
原因や特徴をまず把握して適切なケアをすることが大切です。
まずは出来ることから、ご自身にあったニキビケアを目指してくださいね。
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