ニキビの悩みは色々と尽きませんが、ニキビが出来やすい体質というものはあるのでしょうか。
ニキビができやすい体質とは?
遺伝性は科学的に解明はされていない
親もニキビができやすかったから自分もできやすい、といった親からの遺伝によるニキビのできやすさというのは、
実は科学的には解明されていないそうです。
ただ、肌質については遺伝すると考えられている点もあるのでまずはこちらをご紹介します。
■皮脂の分泌量
親が皮脂の分泌量が多いと子供も皮脂の分泌が多い可能性があり、
皮脂が多いと毛穴に詰まりやすくなってしまうため、結果ニキビができやすい体質と言えるかもしれません。
■肌のバリア機能
摩擦や紫外線などの外的刺激からお肌を守るバリア機能(お肌の水分の保持)、つまり自己防衛機能のことですが、バリア機能が弱い肌質が遺伝してしまうと乾燥しがちになり角質も固くなるのでニキビはできやすくなってしまうと考えられます。
では具体的にどのような体質の場合、ニキビができやすいのでしょうか。
大きく下記の3つが挙げられます。
●皮脂分泌の多い肌
皮脂が毛穴につまりやすく、ニキビのできやすい環境に…
●ターンオーバーが乱れやすい肌
お肌の代謝サイクルであるターンオーバーが乱れるとなかなか新しい肌に生まれ変わらないので、毛穴に皮脂や老廃物、古い角質などが溜まってしまい、肌荒れの原因となってしまいます。
●乾燥している肌
お肌が潤いを補おうとして過剰に皮脂を分泌してしまい、ニキビができやすくなってしまいます。
ニキビ予防をするのであれば、この3点を意識した日常生活を送る事が大切ですね。
ニキビは後天的な理由が多い
ニキビのできやすさは体質的なものよりも、後天的な理由の方が多いようです。
これらを意識した日常生活のポイントをご紹介しますので、是非日々の生活から気を付けてみてください。
■食生活
栄養バランスの良い食事を摂るようにし、脂っこいものや甘いものの食べすぎには注意しましょう。脂を控えすぎるのもお肌の乾燥に影響してしまうので、やはりバランスが大切。
■生活習慣
不規則な生活習慣や、睡眠不足はお肌のターンオーバーに影響を与えやすく、
特に睡眠においては、眠っている間に成長ホルモンの分泌を促し、肌リズムを整えると言われているため、質の良い睡眠が十分にとれないとニキビもできやすくなってしまいます。
また適度な運動を取り入れて、血行促進やストレス発散もするようにしましょう。
■スキンケア
過剰な皮脂を取り除き、毛穴を詰まらせない事が大切だと言われています。
クレンジング剤でしっかりとメイクを落とし、洗顔料で不要な角質や余分な皮脂や汗・ホコリ等を取り除きます。1日に何度も洗ったり、ゴシゴシと力を入れすぎる洗顔も注意は必要です。
ピーリングケア成分配合のスキンケアアイテムや肌状態に合わせて油分の少ない保湿化粧品を
使用するのもおすすめです。自分に合った正しいスキンケアでお肌をいたわってあげてくださいね。
まとめ
ニキビのできやすい体質とは「皮脂分泌の多い肌」「ターンオーバーが乱れやすい肌」「乾燥している肌」が挙げられ、
親からの遺伝については科学的には証明されていません。
ただ「皮脂の分泌量」「肌のバリア機能」は遺伝すると考えられているため、チェックしてみてはいかがでしょうか。
またニキビができてしまうのはほとんどが後天的な理由とされているので、
「食生活」「生活習慣」「スキンケア」の3点を日々意識して生活することが大切です。
※画像はイメージです。